今回は「校外指導委員」の活動をご紹介します。
校外指導委員は、学区内の防犯・交通安全パトロールを定期的に実施したり、地域と連携してスクールゾーンの交通安全に努めている委員です。
また、「こども110番の家」事業の推進、登下校時の見守り活動の呼びかけなど、学区域内の安全を守るサポートを行っています。
今回は、校外指導委員が運営する「スクールゾーン対策協議会」を取材しました。
スクールゾーン対策協議会とは?
スクールゾーン対策協議会とは、ソフト・ハード両面からの交通安全対策を進め、地域・学校・行政をつなぐ重要な役割を担っている会議体です。
小学校が主体となり、保護者や地域の自治会・町内会、老人クラブなどのメンバーが、校内外での交通安全活動や通学路の安全点検を実施しています。子どもたちの安全を守るべく、警察、区役所(土木事務所、地域振興課)などの関係機関と連携しているのも、大きな特徴の一つです。
7月8日に開催された協議会には、港北警察署をはじめとする、多くの関係機関の方々が出席されました。校外指導委員が作成した「安全に関する要望書」について、対策や改善方法を意見交換しました。
協議会の中で印象に残った話を2点ご紹介します。
1点目は、死亡事故に関する、警察の方のお話です。
港北区内で昨年発生した3件の死亡事故は、いずれも自転車によるもので、ヘルメットの着用を強く推奨しますというお話でした。「自転車も車と同じように、加害者になりうる」との警察の方の言葉に、身が引き締まる思いがしました。また、ヘルメットの着用を言及されていたことも印象的でした。
2点目は、接触事故に関する、校長先生のお話です。
駒林小学校の周辺は、車や自転車の方が子どもの姿を見るとすぐにスピードを落としてくれる温かい地域です。しかし、そのような環境であるがゆえに子どもたちが油断してしまい、接触事故が起きていますというお話でした。今一度、安全な登下校を子どもたちに伝えていかなければと感じました。
*7月8日に開催された協議会の様子
校外指導委員にインタビュー
・スクールゾーン対策協議会の事前準備の内容を教えてください。
昨年度末に実施した校区に関するアンケートを元に、地図を確認して、要望ポイントをチェックしました。その後、実際に校区内を見回り、危険と思われる場所を確認して、写真を撮りました。
協議会で要望をスムーズに伝えるために、要点や写真をまとめた冊子を作成しました。また、当日は、PTA実行委員の方と協力して、会場の設営や来賓者の案内を行いました。
・校外指導委員より保護者の皆様へお願い
ご家庭でも、交通ルールの確認や、防犯へのお声がけを継続していただけますと幸いです。通学路の中には、車の往来が多い箇所や見通しの悪い場所もありますので、状況に応じた安全な歩き方についても、お子様にお話しいただけると幸いです。
また、不審な人物の情報や気になる場所などがございましたら、学校や校外指導委員へお知らせください。小さな気づきが、子どもたちの安全につながります。
今後ともご協力をよろしくお願いします。
・子どもたちに伝えたい登下校時における注意点
とりわけ、以下3点については、保護者の皆さんから、お子様にお伝えいただけますと幸いです。
① 歩き慣れた道でも、必ず交通ルールを守り、交差点では左右を確認してから渡りましょう。
② 登下校時は、なるべく友達と一緒に行動し、知らない人に声をかけられても、付いて行かないようにしましょう。
③ 不審な出来事があったときは、すぐに近くの大人や学校に知らせましょう。
・スクールゾーン対策協議会を終えての感想を教えてください。
保護者の皆さまが日頃から児童の安全のために、とても気を付けて通学路を観察してくださっていることを感じました。
また、市役所の方や警察の方など、さまざまな方のご協力のおかげで、安全な市民生活が成り立っていることも実感しました。
そして、町内会の方がパトロールをしてくださったり、街路樹の状態にも気を配っていただいていることを知り、大変有り難く思いました。
今後とも児童の安全のために、学校や地域と協力して、交通安全の確保に努めていきたいです。
協議会を取材しての感想
今回の取材を通して、協議会は、さまざまな立場の方々が、それぞれの視点から、交通における問題点や改善策を検討する貴重な機会だと感じました。表には見えない「支え」のおかげで、子どもたちの安全が確保されているのだと改めて実感しました。
校外指導委員の皆様、取材にご協力いただきありがとうございました。
